ダウンジャケットが洗濯で平らになってしまったことはありますか?クリーニング店に出すと結構な費用がかかりますが、自宅で洗えば節約にもなります。ただし、適切な洗濯方法を知らないと、平らになってしまうリスクもあります。
この記事では、洗濯で平らになったダウンジャケットを再びふんわりと蘇らせる方法や洗い方のポイントをご紹介します。手で優しくほぐす方法から、乾燥機を活用する簡単な方法、またダウンが平らになるのを防ぐための正しい洗い方や脱水のコツ、湿気対策まで詳しく解説していきます。
これを参考にすれば、自宅でダウンジャケットを洗濯する際も安心ですし、もし平らになってしまっても簡単に元通りにすることができるでしょう。ぜひ試してみてください。
洗濯で平たくなったダウンもあきらめずに元の状態に戻しましょう
この問題は、内部の羽毛が絡まってしまうことによるものです。ぺちゃんこになってしまったダウンも、適切に空気を含ませることで、ふんわりとした状態に戻すことが可能です。
ダウンを元のふんわり感に戻すためには、手で丁寧に羽毛をほぐす作業が必要です。コートやジャケットの中で固まった羽毛を手でやさしくほぐしましょう。手間はかかるかもしれませんが、これはダウンを安全に復活させる最も効果的な方法で、高価なアイテムも傷めずに処理できます。
均等に羽毛がほぐれるように、ゆっくりと手作業で進めます。時折、ダウンを振って位置を調整し、空気が内部に行き渡るようにします。この一連の作業を繰り返すことで、ダウンは再び空気を含み、ふわふわになるのです。
乾燥機を使って手軽にふんわりとさせることが出来る
洗濯後のダウンが平らになってしまった場合、乾燥機を使うことによって簡単にふんわりとさせることができます。手でほぐすよりも手間がかからず、速く終わらせることが可能です。ただし、この方法は回転式の乾燥機に適していますので、ドラム式のものであれば問題なく使用できます。
まず、ダウンを裏返しにして、短い水洗いプログラムで軽く濡らします。
乾燥の際には、ドライボールまたは硬式テニスボールを数個加えると良いでしょう。これらのボールがダウンを適度に叩き、ほぐす助けとなります。ボールの刺激によって羽毛が立ち上がり、ふんわりとした仕上がりになります。
乾燥機にはダウンと一緒に3個程度のボールを入れ、低温設定で約10分間乾燥させれば良いでしょう。ダウンの膨らみ具合を見ながら、必要に応じて乾燥時間を調整してください。
自宅でダウンを洗う際の適切な方法で、ぺちゃんこになるのを防ぐ
ダウンのお手入れ方法
- ダウン製品の洗濯時には、中性洗剤を選びましょう。一般的に、おしゃれ着用の洗剤としてエマールやアクロンなどが知られています。通常の洗濯洗剤はアルカリ性で汚れ除去能力が高い一方で、ダウンの自然な油分まで取り除いてしまうことがあります。
- ダウンジャケットやコートの汚れ具合を確認してください。特に目立つ汚れがある場合は、その部分に中性洗剤を直接塗り、しばらく浸透させておくと効果的です。
- ダウンの洗濯には手洗いが最適です。洗濯用の桶にダウンがすっぽりと浸かるくらいの水を用意し、そこに中性洗剤を加えてよく溶かし、洗濯液を作成します。
- 洗剤を溶かした洗濯液にダウンを浸し、優しく手で押し洗いを行います。ダウンを両手で軽く押して、水面に浮かんだら再び押す、この動作を繰り返して汚れを丁寧に落とします。
- 新しい清水に変えて、洗剤が完全に落ちるまでしっかりとすすぎを行います。最終的なすすぎには、柔軟剤を少量加えると良いでしょう。
- 洗濯が終わった後は、洗濯機で約30秒間脱水を行ってください。
- 脱水完了後は直ちに干しましょう。形を整えた後、ハンガーに掛けて日陰で自然乾燥させてください。時折、手でダウンをほぐしたり、上下に振って中のダウンを動かすことで、ぺちゃんこになることなくふんわりと乾燥させることができます。
ダウンを洗濯する際の脱水のコツと、湿気を効果的に除去する方法
脱水時間を短めに設定する
ダウンの洗濯後の脱水は、約30秒と短時間に設定するのがポイントです。脱水を行わないと、ダウンが濡れたまま重く固まってしまうため、後の手入れが困難になります。また、脱水時間が長すぎると、ダウンジャケットやコートの生地を傷める可能性があります。脱水後は、迅速に干してください。
ダウンの湿気は取り除いておく
ダウン製品は着用中に汗や湿気を吸収し、その結果、ボリュームが失われてフラットになりがちです。しかし、この状態は適切に湿気を取り除くことで改善することができます。
湿気が詰まったダウンを再びふんわりさせるには、ドライヤーの使用が効果的です。ダウンを軽く叩きながら形を整え、ドライヤーの温風を当てて羽毛をふんわりとさせます。この処理によって、ダウンは再び元のボリュームを取り戻します。
ダウンを洗濯する際、ふんわりとさせるコツをマスターすれば、簡単に洗うことができる
ダウンがぺちゃんこになるのは、水分を吸い込んだ羽毛が固まってしまうためです。洗濯後、乾燥中にダウンを叩いたり振ったりしてほぐすことで、ふわふわに保つことが可能です。これは手間はかかりますが、効果的です。
乾燥がうまくいかない場合、家庭用やコインランドリーのドラム式乾燥機を使用すると良いでしょう。乾燥機を使うときは、低温設定で行い、ボールを一緒に入れると羽毛が均等にふくらみます。
しかし、大切なダウンの場合は、乾燥機を使わず手で優しくほぐす方法を推奨します。手間をかけて丁寧に扱うことで、生地を痛めることなく元の状態に戻すことができます。
自宅でのダウン洗濯が安心できるようになれば、クリーニングに頼ることなく、自分で手入れを行うことができます。洗濯のコツを掴めば、ぺちゃんこになる心配も少なくなるでしょう。是非試してみてください。