ドラム式洗濯機のお手入れに重曹を活用する方法とその注意点

洗濯方法

 

多くの家庭で使われているドラム式洗濯機のメンテナンスには、重曹がとても効果的です。

低価格で環境にも肌にもやさしい重曹は、通常手が届かない洗濯槽内の汚れをしっかりと取り除いてくれるとても便利なアイテムです。

しかしながら、使用する際には、適切な量と方法に気を付ける必要があります。また、お使いの洗濯機の機種によっては重曹の使用が推奨されていない場合もあります。そのため、使用前には必ず取扱説明書を確認してからメンテナンスしてください。

洗濯槽の内側は思いのほか汚れていることがありますので、定期的な清掃をした方が良いでしょう。

ドラム式洗濯機用の環境に優しい重曹クリーニング方法

ドラム式洗濯機のお手入れにも重曹が活用できますが、縦型の洗濯機とは異なる手順が必要です。

ぬるま湯に重曹を溶かして浸けておく
  1. まず、洗濯機に40~45℃のぬるま湯を扉が閉まるギリギリまで入れます。
  2. その水に大さじ1の重曹を加えてしっかり混ぜ合わせた後、一晩浸け置きします。洗濯機につけ置き機能があれば、それを利用します。
  3. 次の日、通常の洗濯プログラムで洗いすぎは2回行うことがポイントです。これで洗濯槽の洗浄が完了します。
  4. 洗浄後はすぐに内部をよく拭き取り、しっかりと乾燥させましょう。

ドラム式洗濯機は縦型と比較して汚れが浮き出ることが少ないため、汚れを再度除去する手間が省け、手軽にクリーニングできます。

ドラム式洗濯機の重曹を用いた清掃手順と注意事項

ドラム式洗濯機を清掃する際、適切な水温や重曹の使用量に注意する必要があります。重曹は冷水では溶けにくく、粒子が残ると洗濯機の内部を痛める原因にもなります。最適な温度は40~45℃のぬるま湯です。

また、重曹の効果は使用量に比例しないため、多く使っても洗浄力が向上するわけではありません。逆に溶け残ることで洗濯槽に影響を与える恐れがあるので、使用する重曹は最大でも大さじ1程度が推奨されます。

さらに、洗濯機内部の汚れが詰まりや水漏れの原因になってしまうことがあるため、洗濯する時に汚れが浮き上がってきた場合、ネットを使ったハンガーで丁寧に取り除くことが重要です。

ドラム式洗濯機で重曹を使う際の留意点

ドラム式洗濯機を使用する際、重曹の使用が推奨されていないモデルも存在します。重曹粒子が洗濯機内部に残り、機械の劣化や詰まり、さらには洗濯槽のステンレス部分を傷つける原因となることがあります。そのため、重曹を使用する前には必ず洗濯機の取扱説明書を確認してください。

また、取扱説明書に記載がない場合でも、メーカーのホームページに重曹の使用に関する警告が記載されていることがありますので、そちらもチェックすることをおすすめします。もしメーカーからの具体的な指示が見当たらなければ、安心して使用可能です。

メーカーが重曹の使用を推奨していない場合は、メーカーが提供する専用の洗濯槽クリーナーを利用することで、安全かつ効果的に洗濯槽を清掃できます。修理や買い替えには高額な費用がかかるため、安全確認は特に重要です。

ドラム式洗濯機に重曹の使用が適さない場合の代替洗剤

重曹の使用が推奨されていないドラム式洗濯機には、メーカー指定の洗濯槽クリーナーを使用することが一般的ですが、これらは価格が1,000円から2,000円程度とやや高めです。そのため、酸素系漂白剤がおすすめです。

酸素系漂白剤を用いる際は、水10リットルに対して50~100gを溶かします。一見使用量が多く感じるかもしれませんが、専用クリーナーよりも経済的で、日常的に使用する洗剤なので手軽に始められる利点があります。

清掃方法は以前と同様、適温のぬるま湯で漂白剤を溶かし、一晩つけ置き後に浮いてきた汚れはネットやストッキングを使って取り除くことが重要です。この方法で効果的に洗濯槽を清潔に保つことができます。

ドラム式洗濯機の清掃頻度について

ドラム式洗濯機の清掃は、一般的には3ヶ月に1回が推奨されています。ただし、洗濯の利用頻度が少ない場合は半年に1回の清掃でも問題ありません。しかし、3ヶ月ごとの清掃を行うことでカビの発生を効果的に抑えることができます。特に洗濯を頻繁に行う家庭では、1ヶ月に1回の清掃を行うとより衛生的です。

例えば、5人家族で毎日洗濯を行う家庭の場合、3ヶ月ごとに清掃をしていると衣類から不快な臭いがすることがあります。そういった家庭では月1回の清掃が理想的で、このペースで行うと黒カビの発生や臭いの問題も防げます。2ヶ月に1回のペースで清掃をすると、黒カビが目に見えて剥がれることがあるため、頻繁に洗濯する家庭では月1回の清掃が最適です。

清掃を怠ると、洗濯槽の裏側に黒カビが発生し、洗った衣類にカビが付着する恐れがあります。

もしも洗濯後の衣類に黒いわかめ状のものが見られる場合、洗濯槽裏に黒カビがたまっている証拠です。

適切な頻度で行い、清潔な洗濯機をキープしましょう。

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